月のリズムを活かして

 

 

「月齢と樹液の関係」
太陽が地球に及ぼす引力以上に月の引力が地球に及ぼす影響は明白であり、その中でも地上の液体に与える影響は顕著である。
※海等の潮の干満からマグマの様な粘性のあるものや、人体(血液を含む体液等7割が水分)、植物の水分等。
相当に関わり、というか、それで動いている様なものです。
植物の場合、上部から下部へ次第に下降し茎や、幹を通って最後に根に流れるという変化である
  〜 中略 〜
甘い樹液を採る樹木でも上げ潮で樹液を沢山出し、逆に干潮時には樹液がほとんど出なくなる。
  〜 中略 〜
ある研究者が日本のマダケ(竹)について精密に計測した結果、24時間に1m24pの伸びを観測したという報告もある(満月時)。

 

月の影響、満潮時は植物の成長が早く、干潮時にはゆるやかになる。
植物の樹液の流れに圧力がかかる時とかからない時で、その影響の仕方に変化が生じるという事である。

 

「月光の影響」
月光が動植物の生育と成長や人間の感情に強く関与しているという研究報告も多い。太陽光とは別に、「月光」が種子の発芽に関して直接影響を及ぼすともいわれる。
月のやわらかい光が地中に射し込む深さは、太陽の光とは比較できないほど深いとされる。
太陽の光子の働きは強すぎ、植物が生長するのに必要な養分吸収を阻害する。土中に残った光子によって植物の種子が病気に強く、丈夫によく育つように誘導する使命が月光に与えられている。
さらに信じるかどうかは読者の判断次第だが、新月から満月に向かう時期はどの植物でも光合成が盛んになり、とくに新月からの三日間にそのピークがくる。この時期はとりもなおさず地球を照らす月光が最高値になる科学的根拠もある事から、ありえるとされている。
  〜 中略 〜
月が満月になる過程では、計画、補助、生産、吸入、活力の維持、増強が促される。
逆に、月が新月に向かう過程では浄化、汗を乾かし、あるいは汗をかき、発散し、活動とその力の消耗を導く。

 

「月光と水、雨の関係」

 

「昨今の物理学者は、雨というと降らない時より降った時の方が地上に落ちる水量が多いという点のみを研究している。彼らにとって水とは水素と酸素からなる一つの論理的な物質でしかないのだ。」
水を電気分解すると二つの物質(水素と酸素)に分かれ、それぞれが独自の性質をもつ。
しかしこれだけでは水が包摂する多くの事実については語っていない。
水は単に水素と酸素のみならず、多くの要素を含んでいる。
水はもっと傑出した働きを与えられている。
例えば、月からもたらされる「ある種の力」を地上で誘導する働きなどである。地球上で月の力を配分する役割は水のものだ。月(月光)と地上の水との関係は、ある種の特別な関係がある。
※(月→水気と表す事もあります。太陽を火気とも)
  〜 中略 〜
雨が何日か降り続いて、その後に丁度満月であった場合には次のような事が起こる。満月の時に月から地球に及ぶ力は巨大極まりなく、この力は植物生育の一生に渡って続く
(この力は、その前の雨なしには考えられない)。
そういう訳で、一定の条件下、雨が降り続いた後の満月の光が地上に届いている間に播種すべきか、またはそれにお構いなしに、いつでも播種していいのか? ということについて考えた時、時期に関係なく、いつ播種しても、いくらかは発芽はみられるが、やはり「雨が続いた後の満月の光の時に播種すべし」になる。
(※ある種の植物にとっては確かに、雨上がりの満月の光が与える影響は強烈なものがあり、続いてその後すぐに強い太陽光を受けると衰弱する場合もある。)
  〜 中略 〜
(著者がブラジルの現地で学んだ際)印象に残っている事は、彼らが
「植物の成長に対して月が与える影響を念頭において農業をしていた事である」
一年のうちで、いつ接ぎ木をし、木を伐り、播種をし、収穫をし、その収穫物を保存したらよいかという事であった。

  〜 中略 〜
時期をはずして剪定や伐採を行うと、農民には何のメリットもない作業となる事が多い。果樹では生育が貧弱になり、収穫も少なく、果実も小さくなる。材木もスカスカになり、シロアリの格好のまとになってしまう。
例えば、
建設用の木材を満月に向かう上弦の月の時に伐採すると「もち」が悪い。
何故なら、木の繊維に含まれる水分が非常に多く、こうした時に伐採すると繊維部が拡張していて、柔らかく、空気を多く含んでいるからである。その為すぐに裂けて、弱い材木になる。

 

それに反して、満月から3日目の十八夜から下弦の月までに伐採すると「もち」がよく、減耗に強かった。
木が水分を少ししか含んでいない為、乾燥させる時に繊維が引き締まるのである。もちがよくなるばかりか虫も寄せ付けなくなる。
  〜 中略 〜
「塊茎、球根、根茎(ジャガイモや根のもの等)」
例えば、貯蔵しないで「すぐ食べる場合」、収穫時期でもっとも適しているのは「新月」である。この時期の塊茎と根菜はもっともジューシーで調理してもっとも美味しい。
しかし、逆に「貯蔵もしくは種子用」として栽培した場合の収穫に適するのは「上弦の月から満月にかけて」である。水分量が最小で抑えられ、腐敗のリスクを最小にする事が出来る。
一方で、「二十六夜と新月」に収穫した方がいいという人もいる。何故ならこの時期に「栄養価」が最も高まるという。
「長期保存か短期保存か」「食べる為の保存」か、「種子にする為の保存」かで判断をする。
その中で、多くの農家が口を揃えていうのが、「味も栄養価も、もっとも優れ、すぐに煮えるようなジャガイモ等を収穫するには、月が欠け始めてから最後の4日から新月の最初の3日に限る」ということである。
(※その時期は水分は下部へ拡散する時期で、根等の下部に水分《養分》が集中する時期だから)。
また、土中ではなく、地上部に実がなる作物(リンゴやトマト、キュウリ等)は、前記した条件が真逆になる。

 

少し抜粋しただけでも、月の引力や光がどれだけ地球と地球上の生命体に深く関わっているかが理解出来ます。
そしてこの事は「新しい発見」ではなく、大昔から人間が体験上知り得てきた「当たり前」の知恵だったのです。

 

私達の農業は、それを意識しながら進んでいき、体験実感を通して、意識せずとも、関わる人が皆、喜びと「ありがとう」を生み出せる農(生き方)を目指していきます。
作っている人達が明るく元気で、売ってくれる人、買ってくれる人、食べてくれる人が明るく元気な心と身体を作れる事の役に立てるように。

 

 

 


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